たかがサッカー、されどサッカー…
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インターハイ県予選は、 3年生全員で臨んだ最後の公式戦だった。
それぞれの思いで、この日を迎え、
仲間が集まり、気持ちを一つに・・・
1試合でも多く、みんなでいられる時間が長ければいいと思った。
準決勝前日、キャプテンから3年生全員に送信された
メールがあったと聞いている。
内容は教えてもらってはいないが、
準決勝の日が誕生日で、
今までサポートに徹してくれてきた仲間に
勝利のプレゼントをしようというメールだったらしい。
彼は健康上の理由から、激しい運動は禁止されてしまった。
それでもサッカー部はやめずに、
ずっとみんなを支え続けてくれていた。
おにいたちの学年は、入部当時45名でスタート。
その後5月の末までに3名退部したが、
3年の今までこの42名全員が脱落することなく
部活を続けてきた。
これってすごいことだと思う。
入部当時、誰もが思ってた。
こんなにいたって、きっと半分ぐらいになるに違いないって。
いい意味で裏切られた・・・(^^ゞ
みんなサッカーが大好きなんだろう。
でも、それだけでは、あの厳しい毎日は乗り切れなかったと思う。
おそらく、お互いがお互いを励まし合い、支え合って、
今日までやってこれたに違いない。
みんなで東北へ・・・
3月のあの震災で、おにいたちの高校も被災した。
その程度は、東北地方に比べれば、
小さな被害だが、しばらく学校は休校になり、
部活もできない状況になった。
震災から10日ほど経ったころだったか、
部活再開。
あの状況で、自分たちはサッカーをやってていいのだろうか?
そんな迷いもあったに違いない。
サッカーができる喜びを改めて感じたことだろう。
1年前には考えられないほど世の中は変わってしまった・・・
いろいろな意味で、強い気持ちで臨んだインハイ準決勝であったが、
あと一歩のところで及ばず。。。
悔し涙のせいか
雨のせいか・・・
顔がぐちゃぐちゃになっていた選手も多かった。

試合が終わり、最後の最後に、誕生日の彼を胴上げしている姿を見て
ついついもらい泣き・・・(T_T)
勝利のプレゼントをできなかったのが悔やまれるけど。。。
悔いのない試合を・・・
そう望んだのに、おにいはあのアクシデントを受けて、
思うような動きができずに終わってしまった。
帰宅後、何度もつぶやいていた。
「悔いが残る試合だった」
後半開始早々に後頭部を打ち、軽い脳しんとうを起こしてしまった。
後で聞いたら、その後の記憶がないとか・・・(@_@;)
自分が関わったところしか覚えてないらしい。
誰が見ても一目瞭然。
フラフラだったから・・・
延長戦に入るときに、プレイ続行は無理と判断。
仲間に思いを託した。

ずっとポジション争いをしてきた仲間だ。
相互に認め合って、切磋琢磨してきた仲間。
残り20分間、自分の分まで頼む・・・
そんな思いで彼をピッチに送り出したんだろう。
試合は、その後も両者譲らず、PK戦へともつれ込む展開になってしまった。
後攻めで始まったPK戦。
2人目まで成功し、3人目。
相手は成功し、こちらのキッカーは2年生。
相当なプレッシャーを感じていただろう。
大丈夫かな・・・
見ているこっちもドキドキ・・・(+_+)
そして、彼の蹴ったボールは、ゴールを超えて上に。。。
失敗に終わった。
その後、4人目は両者成功し、5人目。
相手が決めて、ここで勝負あり。
残念ながら敗退となった。
いちばん嫌な試合の決まり方だ。
ゴールできなかった彼は、ずっと泣いていたそうだが、
そんな彼を誰が責められようか。
おにい自身も、PK戦では過去に何度か苦い経験をしてきている。
彼がショックを受けていることは誰もが
痛いほどわかっているはず・・・
そんな中、最後の最後、ホントの最後に
彼をみんなで胴上げしてた。
誰が言い出したか知らないけれど、
この日、二人目の胴上げだった。
そしてもう一人・・・
忘れてはならない彼。
JY時代のチームメイトだ。
一時はサッカーを辞める・・・
なんて噂も飛んでいた彼。
3年になり先発出場を果たすようになり、
とうとう公式戦でのマッチアップが実現した。
試合中もピッチ上で何度となく声を掛け合っていたようだった。
おにいは残念ながらフル出場できなかったため、
試合終了後はベンチ前で、彼を迎えることに・・・

お互いの健闘を讃えあい、握手。
おっと~これはシャッターチャンス!
とカメラを向けたら、
肩を組んで歩く二人の後ろ姿がファインダーに入ってきた。

実は握手した時に、おにいが
「自分たちの分まで頑張って優勝しろよ」
と言葉をかけた途端、笑顔だった彼が
泣きだしてしまったのだ。
よ~く見ると、確かに16番の彼は手で顔を覆い、
涙を拭っている。
この写真を見て、おにいは、
これ、どう見ても、逆だろ~って。(笑)
確かに・・・(* ̄m ̄)プッ
そして翌日、行われた決勝戦では、1-0で勝利。
見事県代表権を獲得した。
よかった・・・
おにいの思いも一緒に連れて行ってもらおう。
今朝の地元の新聞には、彼の写真が載っていて、
朝からうちは大騒ぎ・・・(笑)
やっぱり、仲間っていいなって、
今回の大会を通して、しみじみ思った。
そこには、彼らにしかわからない「絆」が
あるのだと思う。
そして、この負けた悔しさを、冬の選手権にぶつけて、
今度こそ全国へ!
おにいたちの挑戦はまだ続く・・・はず。。。
それぞれの思いで、この日を迎え、
仲間が集まり、気持ちを一つに・・・
1試合でも多く、みんなでいられる時間が長ければいいと思った。
準決勝前日、キャプテンから3年生全員に送信された
メールがあったと聞いている。
内容は教えてもらってはいないが、
準決勝の日が誕生日で、
今までサポートに徹してくれてきた仲間に
勝利のプレゼントをしようというメールだったらしい。
彼は健康上の理由から、激しい運動は禁止されてしまった。
それでもサッカー部はやめずに、
ずっとみんなを支え続けてくれていた。
おにいたちの学年は、入部当時45名でスタート。
その後5月の末までに3名退部したが、
3年の今までこの42名全員が脱落することなく
部活を続けてきた。
これってすごいことだと思う。
入部当時、誰もが思ってた。
こんなにいたって、きっと半分ぐらいになるに違いないって。
いい意味で裏切られた・・・(^^ゞ
みんなサッカーが大好きなんだろう。
でも、それだけでは、あの厳しい毎日は乗り切れなかったと思う。
おそらく、お互いがお互いを励まし合い、支え合って、
今日までやってこれたに違いない。
みんなで東北へ・・・
3月のあの震災で、おにいたちの高校も被災した。
その程度は、東北地方に比べれば、
小さな被害だが、しばらく学校は休校になり、
部活もできない状況になった。
震災から10日ほど経ったころだったか、
部活再開。
あの状況で、自分たちはサッカーをやってていいのだろうか?
そんな迷いもあったに違いない。
サッカーができる喜びを改めて感じたことだろう。
1年前には考えられないほど世の中は変わってしまった・・・
いろいろな意味で、強い気持ちで臨んだインハイ準決勝であったが、
あと一歩のところで及ばず。。。
悔し涙のせいか
雨のせいか・・・
顔がぐちゃぐちゃになっていた選手も多かった。
試合が終わり、最後の最後に、誕生日の彼を胴上げしている姿を見て
ついついもらい泣き・・・(T_T)
勝利のプレゼントをできなかったのが悔やまれるけど。。。
悔いのない試合を・・・
そう望んだのに、おにいはあのアクシデントを受けて、
思うような動きができずに終わってしまった。
帰宅後、何度もつぶやいていた。
「悔いが残る試合だった」
後半開始早々に後頭部を打ち、軽い脳しんとうを起こしてしまった。
後で聞いたら、その後の記憶がないとか・・・(@_@;)
自分が関わったところしか覚えてないらしい。
誰が見ても一目瞭然。
フラフラだったから・・・
延長戦に入るときに、プレイ続行は無理と判断。
仲間に思いを託した。
ずっとポジション争いをしてきた仲間だ。
相互に認め合って、切磋琢磨してきた仲間。
残り20分間、自分の分まで頼む・・・
そんな思いで彼をピッチに送り出したんだろう。
試合は、その後も両者譲らず、PK戦へともつれ込む展開になってしまった。
後攻めで始まったPK戦。
2人目まで成功し、3人目。
相手は成功し、こちらのキッカーは2年生。
相当なプレッシャーを感じていただろう。
大丈夫かな・・・
見ているこっちもドキドキ・・・(+_+)
そして、彼の蹴ったボールは、ゴールを超えて上に。。。
失敗に終わった。
その後、4人目は両者成功し、5人目。
相手が決めて、ここで勝負あり。
残念ながら敗退となった。
いちばん嫌な試合の決まり方だ。
ゴールできなかった彼は、ずっと泣いていたそうだが、
そんな彼を誰が責められようか。
おにい自身も、PK戦では過去に何度か苦い経験をしてきている。
彼がショックを受けていることは誰もが
痛いほどわかっているはず・・・
そんな中、最後の最後、ホントの最後に
彼をみんなで胴上げしてた。
誰が言い出したか知らないけれど、
この日、二人目の胴上げだった。
そしてもう一人・・・
忘れてはならない彼。
JY時代のチームメイトだ。
一時はサッカーを辞める・・・
なんて噂も飛んでいた彼。
3年になり先発出場を果たすようになり、
とうとう公式戦でのマッチアップが実現した。
試合中もピッチ上で何度となく声を掛け合っていたようだった。
おにいは残念ながらフル出場できなかったため、
試合終了後はベンチ前で、彼を迎えることに・・・
お互いの健闘を讃えあい、握手。
おっと~これはシャッターチャンス!
とカメラを向けたら、
肩を組んで歩く二人の後ろ姿がファインダーに入ってきた。
実は握手した時に、おにいが
「自分たちの分まで頑張って優勝しろよ」
と言葉をかけた途端、笑顔だった彼が
泣きだしてしまったのだ。
よ~く見ると、確かに16番の彼は手で顔を覆い、
涙を拭っている。
この写真を見て、おにいは、
これ、どう見ても、逆だろ~って。(笑)
確かに・・・(* ̄m ̄)プッ
そして翌日、行われた決勝戦では、1-0で勝利。
見事県代表権を獲得した。
よかった・・・
おにいの思いも一緒に連れて行ってもらおう。
今朝の地元の新聞には、彼の写真が載っていて、
朝からうちは大騒ぎ・・・(笑)
やっぱり、仲間っていいなって、
今回の大会を通して、しみじみ思った。
そこには、彼らにしかわからない「絆」が
あるのだと思う。
そして、この負けた悔しさを、冬の選手権にぶつけて、
今度こそ全国へ!
おにいたちの挑戦はまだ続く・・・はず。。。
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