理解できないもの

坊主頭になると、やっぱり気持ちが引き締まるらしい。

昨日のおにいは、今までよりは、テキパキ動いていたような気がする。

練習から帰ってきて、夕食、お風呂と済ませ、
そのまま寝るのかと思いきや、
勉強してから寝たようだし。

あの忘れ物事件の前までは、
サッカーだけじゃなくて、日常生活全般に
気の緩みがあった３年生たちなんじゃないかって思える。

‘きっと、これじゃぁ～あいつら、いかん！’

そう思った神様が、お与えになった試練なのかな…なんてね。

いずれにせよ、気が引き締まったことに違いはないらしい。


おにいの様子を見ていて、改めて感じたことがある。

今回の一件。

罰として坊主…

正直、そうすることで、何かが本当に変わるのだろうか？
って思った。
外見だけ変わっても、中身が変わらなくちゃ無意味だろうって。

今週の火曜日、帰宅後、前日、一度ヘアカットしたにもかかわらず、
もっと短くしなくちゃと言って、バリカンを入れてもらい、
正真正銘の坊主頭にしたおにい。

そこまでするんだ…と、
なんともいえない複雑な心境になった。

理解できない…
それで、ホントに変わるの？
凄い世界におにいはいるんだなって。

でも、時間が経ち、おにいの言動を聴いているうちに、
なんで、自分が理解できないのか、
なんとなくわかってきた。

男と女の違い？
いや、親と子の違い？
いやいや、どっちも違う。

そこには、『選手と監督』という特別な絆があるんだって。

選手と監督にしかわからない空気。

親の言葉よりも、監督の言葉のほうが重いときがあるんだってこと。

なんだかんだ言っても、選手と監督の信頼関係が
築けていなければ、チームはまとまらないだろう。

おにいは、やっぱり、恵まれた環境で
サッカーしてると思う。

そのありがたさに、本人が気づいているかどうか…

っていうか、気づけよ～(^_^;)